basement


オールドパインテーブルの幕板加工

世田谷区にお住まいのI様が、ウィンドウ越しに一目惚れされた飴色のオールドパインテーブルの難点は、

高さが795mmもあること。

お手持ちの椅子に合わせて脚を40mmカットすると、今度は座った時に脚が窮屈になってしまう…

ということで、長手・妻手の幕板 x 四方に30mmの欠き込みを入れることにしました。

アールの形状は「立ち上がり」の角度が急だとハンドメイド感が強調されてしまうので、アンティーク

家具のアーカイブをもとになるべく緩やかな曲線をご提案。

欠き込みが立ち上がる箇所はI様とご相談して脚との接合部から60mm「逃げた」ところからスタート

することにしました。

とても古いテーブルなので幕板に若干の反りや捻じれがあり、電動工具は使えないため、すべて手加工。

直線部分は縦引きのノコギリで慎重にカット。アール部分は(髪を梳く)櫛状にノコ目を入れ、ノミと

カンナで仕上げました。

ちょうどアール部分に節や古い傷があり、思ったよりも時間がかかってしまいましたが、お届けした際に

開口一番「まるで最初から欠き込みがあったよう」と、とても気に入っていただきました。

幕板に欠き込みを入れることにより、実用的になっただけでなく、すっきりとした動きのある

ラインが強調され、モダンな空間にもマッチするテーブルに生まれ変わりました。

リネンバードではお客様のニーズに合わせたリメイクを承っています。遠慮なくスタッフにご相談ください!

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

 

天板加工をしたビストロテーブル

前回アップしたテーブルの天板加工が仕上がったので紹介しますね。

今月都内に新しくスペシャルティコーヒー専門店をオープンしたお客様からいただいたオーダーはテーブルが14台。

カフェ内のゾーニングや、椅子とのマッチングのため、天板仕上げの色指定も承りました。

pub1

pub2

フォーレッグタイプは5台ともブラウンマホガニーに仕上げました。サイズは700 x 700mmサイズ。

pub6

ワンレッグタイプは合計9台。うち6台は面取りの形状の参考にされたフレンチテーブルと同じホワイトウォッシュ。

3台はフォーレッグタイプに採用したブラウンマホガニーよりも赤味を控えめに調合してチークブラウンに仕上げま

した。

pub4

pub5

手加工だったため、面やコーナーは正確無比ではありませんでしたが「アンティークのように仕上がっていますね!」

とお褒めの言葉(なのかな?)をいただきました。

他にサイドボードやバトラーズトレイ、レクターンをオーダーいただき、アンティーク仕上げに統一されたい、との

意向で、天板はウレタンではなくワックスフィニッシュに。

pub3

卓番のナンバープレートもオリジナルは番号が揃っていなかったため、あらたにご用意。ブナ材の淡泊な木目に程よく

マッチしたワンポイントのアクセントになっていますね。

pub7

お届けはすでに済んでおり、カフェは先日、オープンしました。

異なる焙煎度合いと、ハンドドリップ、エアロプレスの2種類の抽出方法で個性の違う2つの味のコーヒーが楽しめるそう。

僕も近いうちに伺う予定です!

(さてさて、どの色のテーブルに座ろうかなッ!!)

 

リネンバードではアンティーク家具のリメイクだけでなく、店舗設計のご相談も承っています。

お気軽にお問合せください。

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

 

天板の面取り加工

sample1

カフェで使うテーブルをご購入されたお客様から、テーブルの天板の面取り加工を依頼されました。

sample2

たまたま店頭にあったフレンチテーブルの面取りの形状を気に入られ、同じようにしてほしい、とのこと。

sample3

早速、同じ厚みの材を用意してサンプルを製作しました。

sample4

天板に合わせてアンティークの風合いを損なわないよう機械ではなくできれば手加工で、という

リクエストにお応えして、手ノコギリだけで加工することに。

sample5

お客様からオーケーをいただいたので「本番」に入ります。

sample6

さてさて、仕上がりはどのようになるでしょう?

出来上がったらまたここで紹介しますね。

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

 

アンティーク家具の修理

restore3

古くから木との深い関わりがある日本は、寺院や神社など多様な木造建築を造るための技能が発展しました。

寺院や神社だけでなく、家屋や家具の製作もさかんだったので、木工の技能を身近に触れたり学んだりする機会

はたくさんあります。

学校の技術家庭科でカンナやノミを使った経験のある方も多いのではないでしょうか。

かくいうわたくしは都が運営している技術訓練校でみっちり1年間、木工技術の勉強をしました。

restore4

 

ところが、西洋アンティーク家具の修理に関しては、残念ながら国内で学ぶ機関がありません。

僕の場合は木工所で修行後に勤めたアンティーク屋さんで、我流で習得したと思われる先輩方の仕事を盗みな

がら技を磨きました。ただ、なかなか納得がいくように直せないこともあり、行き詰まる日々が続き…

そんな時に実際に本国ではどのようにやっているのだろう?と思って手に入れたのがこの2冊の本。

それこそアマゾンがない時代、輸入書籍を扱う会社を電話帳で調べて相談に乗ってもらい、やっとのことで手に

入れました。

見よう見まねで試行錯誤をかさねてはページを繰り、トライ&エラーを繰り返してはページを繰り、の連続でし

たが、20年経った今でもアンティーク家具に従事できているのは、この本のおかげ、といっても過言ではありま

せん。

restore2

修理をしていて一番楽しいのが、修理痕を発見して先達の卓越した技術を垣間見た時。心のこもった丁寧な手

仕事に思わず唸ってしまうこともしばしば、です。

古今東西の職人と同じく家具修理でも名を遺すことはありませんが、こういう時は「素晴らしい!自分の名前

の焼き印をしてもいいのでは」と一人ごちてしまいます。

逆にとてもラフな修理がしてあってその尻ぬぐいをさせられることも。

「なんでこんな劣悪なボンドを使うんだろう、解体する時に大変じゃないか」「接合部にビスを打たないでよ、

ホゾがダメになってしまうよ」云々。

ショップの片隅でぶつぶつ独り言を言いながら作業をしているところを見かけたら「遠い昔の修理職人と時空を

超えた会話をしているのだな」と思って温かく見守ってくださいね。

そして、いつか自分が直した家具を手にした職人さんに文句をいわれないよう、僕も日々精進せねば、です!

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

道具のお話#1

無題22

今回は趣向を変えて木工で使う道具の話をします。

みなさんが木工道具、と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、かんなやのみ、さしがねやノコギリではないでしょうか。

どれも家具の修理にかかせない木工道具の花形ですが、もしも、一番思い入れのある木工道具は、と質問されたら、

僕は真っ先に玄翁、と答えます。

家具を組み立てる時はもちろん、釘を打ったり、かんな刃の出し入れをしたり、のみを叩いたり、と、使う頻度が

一番多いのが、一般的に金槌、とか、トンカチと呼ばれる、シンプル極まりないこの道具。

バイオリンにとっての弓、とでもいえばいいのかな。手に届くところにないと仕事がはじまらない大事な道具なの

です(弓がないとバイオリンの音が鳴らないように!)。

無題33

木工道具を揃える際に最初に手に入れるのも玄翁(玄翁がないとカンナものみも仕込めません)。

基本的に玄翁は購入する時に柄が付いていないので、自分の手の大きさや腕の長さに合わせて、自分で仕込みます

(=柄を挿げる、と言います)。

くびれやヒツ穴に入る角度、など柄の寸法は各箇所に正確な寸法があるので原寸図を作成。かんなやのみを使って

樫の丸棒から削り出していきます。

ただ、これが簡単なようでいてかなりの難関!

実際に玄翁の頭に柄を挿げる時は、ヒツ穴に入る部分をガスバーナーで焦がないようにあぶりながら、極限まで乾

燥させます。そして、すげた後に楔を打つのはご法度なので、入らないときは何度も何度も削り直してぴったりの

サイズに仕上げていきます。

ここで手抜きをしてちゃんと挿げないと柄が乾燥した時に玄翁の頭が飛んでしまうので「家具職人の腕前は(乾燥

している)冬場の玄翁をみればわかる」と言われるほど!

(ご安心ください、僕の玄翁は20年間、抜けたことはありません!)

無題11

僕が使っているのは名工・長谷川幸三郎の80匁。もうすぐ引退するから買えなくなる、と聞いて無理して一緒

に120匁も買ったのですが、まだ挿げていません。

もっとも単純な形態・機能の木工道具だからこそ奥が深い玄翁。

忘れかけた初心を取り戻すために、年明け早々に挿げようと思います、ちょうど冬だし!

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

フレンチオークテーブル

blog#1

使い込まれた古い天板は表情が豊かで味わい深いものですが、無塗装のままだと乾燥による割れや反りの要因

になり、汚れも付きやすくなります。

かといってニスやワックス、オイルをそのまま塗布すると、クリアカラーでも濡れ色に仕上がってしまい、

せっかくの風合いが損なわれてしまう。

そんな時に有効なのがホワイトウォッシュ仕上げ。

水性ホワイト塗料を特別に調合して文字通り「洗う」ように刷り込み、じゅうぶんに乾かしてから蜜蝋ワックス

で仕上げると、割れや反り、汚れの心配をせずに朽ち果てた質感を楽しめます。

blog#2

今回ご紹介するフレンチテーブルも、天板のグレイッシュな素材感とレッグの煉瓦色とのコントラストをきれい

に演出するために、天板をホワイトウォッシュで仕上げています。

 

リネンバードでは、アンティークの修理やリメイクのご相談を承ります。

遠慮なくお声掛けください。

blog#3

 

French Oak Table  W1000mm D670mm H770mm

 

エンベロープオンラインショップでもご購入いただけます。

こちらからご覧ください。

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

フレンチウィングチェア

wing2

背もたれの両サイドについた翼(ウィング)が特徴のウィングバックチェア。

その特異な形状は暖炉の直火から頭を保護するため、とよく言われますが、もともとは外からの隙間風を

防ぎ、暖を取るために17世紀にイギリスで考案されたものです。

当時は木だけで作られたウィングチェアが、クッションに馬毛を使い、現在のスタイルになるのは19世紀

に入ってから。

wing1

イギリスのヘッブルホワイトやチッペンデールと違い、今回ご紹介するフランスのウィングバックチェアは

背もたれのフラットな形状が特徴です。

座面が深くてワイドなのもイギリスのものとは違う要素で、形(form)よりも機能(function)を重視した

作りになっています。

国内でLIBECOの生地Romaで張り替えました。シンプルで繊細なカービングが施された木部の色と合うFlax

色をチョイス。

the linen bird 二子玉川店でご覧いただけます。

是非、ご来店ください!

wing3

 

French Wing Sofa  W720mm D840mm H980mm SH440mm

 

エンベロープオンラインショップでもご購入いただけます。

こちらからご覧ください。

 

リネンバード二子玉川

東京都世田谷区玉川3-12-11

TEL 03 5797 5517

https://instagram.com/linenbird_basement/

 

スタッキングブックケース

globe-DSC_1274

 

今回ご紹介するスタッキングブックケースはアメリカ・ミシガン州の家具メーカー、The Wernicke Co社の

Otto H.L. Wernicke氏によって発案されました。シンシナティ州のオフィス用家具メーカー、The Globe

Files Co社がそのデザインに興味を持ち買収。社名をGlobe Wernicke Coに変え、1892年12月6日にこの

ユニークなブックケースの特許を取得しました。

ユニット単位で積み重ねるスタッキングブックケースは大成功を収め、ヨーロッパにも飛び火。その勢いを

目の当たりにしたイギリス人で家具会社を営むThomas Turner氏が19世紀後半にイギリスで

マーケティングに加わり、のちに会社をGlobe Wernicke Co Ltdと改名。

瞬く間にカナダ、フランス、ベルギーやオーストリアなどにも広まっていきました。

globe-DSC_1245

材質やスタイルの異なるさまざまなシリーズがあるGlobe Wernicke社のスタッキングブックケースですが、

やはりその魅力は、自在に棚の数を変えられるところ。

当時はユニットが引出やビューローになったもの、L型に組めるもの、ガラスが鉛枠になったものなど、好み

のコンビネーションをチョイスしてオーダーできた、とのこと。

ユニット単体はとても軽く、積む際に工具を使わず載せるだけなので、模様替えや引っ越しの際も楽に移動が

できます。

 

観音開きのガラス戸に比べてコンパクトなフリップアップ式の扉は本を持ちながらでも簡単に開閉が可能。

また、扉はユニット上部に収まるので、開けたままでも使えるのが利点です。

 

オフィス家具としてデザインされたため装飾は最低限におさえられ、シンプルなのでコーディネートも自在。

ディスプレイ棚としても使えそうですね。

re-globe-DSC_1227

Stacking “Globe Wernicke” Bookcase W865 D320 H1510

 

リネンバード ベースメント

営業時間:月火木金 13:00 – 19:00

土日  10:30 – 19:00

水     CLOSED

東京都世田谷区玉川3-12-11 B1F

TEL 03 5797 5517

 

https://instagram.com/linenbird_basement/

 

蚤の市

flea-DSC_0537

ベースメントでは8月16日(日)まで「蚤の市」を開催中です。リネンバードが大切に保管していた

ヴィンテージのカトラリーや食器を展開しています。

画像には写っていませんがグスタフスベリのBOROやゲフレのVARIANTなども追加しました。

ぜひ蚤の市の雰囲気を楽しみにご来店ください。お待ちしています。

 

flea-DSC_0591

 

flea-DSC_0539

リネンバード ベースメント

営業時間:月火木金 13:00 – 19:00

土日  10:30 – 19:00

水     CLOSED

東京都世田谷区玉川3-12-11 B1F

TEL 03 5797 5517

ベントウッドアームチェア

Bentwood-DSC_0434

 

ベントウッドのアームチェアが6脚セットで入荷しました。

背板の切り抜き形状が2パターンあるので、厳密にいうと4脚・2脚のセットなのですが、サイズは6脚とも同じ。

ボリューム感のあるアームチェアが6脚揃うと壮観ですね。

 

bentwood-DSC_0487

 

ル・コルビュジェが愛用したベントウッドアームチェア「ヴィエナチェア」ほどモダンなシェイプではありま

せんが、ほどよい装飾と、籐編みの座が醸し出す軽やかな印象は、いろいろなシーンに合いそう。

大きなテーブルに豪快にあわせてもよし、デスクチェアやベッドルームのコーナーに置いてもよし、と万能型

でポテンシャルの高いベントウッドアームチェア。是非、店頭でご覧ください。ご来店お待ちしております。

 

bentwood-DSC_0484

Bentwood Arm Chair W565 D530 H815 SH470

 

リネンバード ベースメント

営業時間:月火木金 13:00 – 19:00

土日  10:30 – 19:00

水     CLOSED

東京都世田谷区玉川3-12-11 B1F

TEL 03 5797 5517