前回で伝えきれなかったユトレヒトの魅力を引きつづき今月もご紹介します。
ユトレヒトには世界遺産にも登録されたオランダを代表するデザイナー、 ヘリット・トーマス・リートフェルトが初の本格的建築として完成させたシュロイダー邸があります。 彼の恋人だったシュロイダー夫人の依頼を受けて1924年に完成させたこの住宅は芸術運動「デ・スタイル」を代表するものです。
オランダ一の高さを誇る
ユトレヒトのシンボル、ドム塔。
1924年竣工 シュロイダー邸。
内部見学可能。(要予約)
シュロイダー邸の隣のトンネル内には名作椅子のタイルが!
白の箱のような住宅に赤、青、黄の3色、そして白、グレー、黒を混ぜた色を効果的に使っており、 可動式の間仕切りを使い、空間を用途に合わせて自由に作ることができるという全く新しいものでした。いろいろな仕掛けや工夫が本当に面白いです。
実はディック・ブルーナさんもこのリートフェルトとは親しい友人だったそうで、この色使いは影響を受けたといいます。ブルーナさんの作品も青・赤・黄・緑、そして茶、グレーの6色しか使われていません。シンプルだからこそのインパクトがあります。
このシュロイダー邸はユトレヒトセントラルミュージアムが管理しており、ディックブルーナハウスもセントラルミュージアムの一部です。
ミュージアム内には貴重なリートフェルトの家具コレクションも所蔵していています。
リートフェルトデザインの
オブジェのような「赤と青の椅子」
ブルーナさんの次男作、ミッフィーの銅像
銅像があるのはNijntje pleintje。
ミッフィーの小さな広場という意味。
アムステルダムから電車で約40分。
牧歌的な風景を眺める電車の旅も楽しい。
アムステルダムから少し足を伸ばして、学生が多くゆったりとしたユトレヒトでミッフィーを探しながら散策したり、オランダの誇るデザイナー、リートフェルトやブルーナの作品のシンプルでモダンなダッチデザインに触れる一日もオススメです。
CENTRAAL MUSEUM
nicolaaskerkhof10 Utrecht
http://www.centraalmuseum.nl/
菅野 雪菜(すがの ゆきな)
テーブルコーディネーターのクニエダヤスエ氏に師事。
独立後、フリーのテーブルコーディネーター、スタイリストとして店舗ディスプレイ、 雑誌のスタイリングなどを手がける。
2005年夏よりオランダアムステルダムに在住。お天気の良い日は自転車で町を探索、素敵なカフェを見つけるのが最近の楽しみ。
Eメールアドレス : yukinams@yahoo.co.jp