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リネンのはなし、あれこれ、よもやま話。 |
リネン生地で製作する場合、水通しは重要な工程です。
製織時、織りやすくするために糸が糊で固められており、縦横にテンション(引っ張り)がかけられています。織機からはずされてもその状態は変わりません。水通しをすると、糊は溶け出して本来の風合いを取り戻し、また、織り目は緩んで縮みが生じます。(縮みについては、リネンの話 第6話へ)
また、生機(きばた=織り機から外したままの生地)の無漂白・未晒し生地にとっては、灰汁(あく)を抜くための重要な作業でもあります。
しかし、水通しは適した方法で行わないと、せっかく選んだ生地がだいなしになってしまいます。どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 |

たっぷりの水で泳がせながら洗います
「つけおき」コースでゆっくりと
折りたたんだままで洗濯機に入れたり、生地のボリュームに対して少ない水量で行うと、生地が部分的にこすれ、また水に均一に浸らないまま終了します。すると、折れ曲がっている部分だけ色落ちしたり、縮みむらが生じたりして、そのままでは使えない布地に仕上がってしまいます。 |
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たっぷりの水で泳がせながら |
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| 折りたたんだままで洗うと、部分的に色落ちしてしまいます |
| すすぎが終わったら、シワにならないよう軽めに脱水して、日陰でシワを伸ばしながら干します。半がわきのうちにアイロンをすると、ピンと張って裁断しやすくなります。 |

ボリュームのある生地は
お風呂に入れてしまいましょう
大きめの生地は、洗濯機の水量を最大にしても充分にできるかどうか心配です。そこでおすすめなのが、洗濯機よりも水量の多い、浴槽に浸ける方法です。冷たい水でもよいですし、お湯に浸ければ糊の落ちにもより効果的なので、ナイトウェアやベッドリネンなど肌に触れるアイテムにも向いています。お風呂の残り湯を利用してもよいでしょう。数時間から一晩浸けておきます。
すすいで、ゆるく絞って干します。また、残り湯のよごれが気になる場合は洗濯機で洗ってから軽く脱水して干しましょう。 |
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目の粗い生地など糊を張ったままの方が扱いやすい場合は、縮みを考慮して大きく作ります。正確な寸法を出す必要のあるアイテムは、水通しをして縮ませてから裁断するとよいでしょう。
水通しはお湯で行う場合も多いため湯通しとも言われ、湯通しを請け負うプロもいます。プロが行う生地への加工には「湯のし」もあります。「湯のし」とは蒸気を吹き付けてからアイロンでおさえて、生地のゆがみを直したり収縮させたりする加工です。単独でも行われますが、水通しにプラスすることにより、さらに布地が安定します。 |

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